健康経営サービスにはさまざまな種類があるため、どのサービスを選べばよいのか悩んでいる企業担当者の方もいるのではないでしょうか。
健康経営を推進するためには、自社の課題に即した健康経営サービスを導入すると効果的です。
この記事では、健康経営サービスを活用するメリットや選び方について詳しく解説します。
健康経営サービスとは、健康経営を実践するにあたって生じる業務負担や、課題の解決を支援するためのサービスです。健康経営サービスには、従業員の健康支援や福利厚生支援などさまざまな種類があります。
健康経営とは、従業員の健康管理を経営上の課題と捉えて戦略的に実践することです。健康経営の推進により、従業員のパフォーマンス向上や人材定着などが期待できます。
健康経営については、以下の記事で解説しているのでぜひ参考にしてください。
【関連記事】健康経営とは？企業が取り入れるメリットや取り組み方法・必要性を徹底解説
健康経営支援サービスには、主に以下のようなものがあります。
それぞれの支援サービスについて解説します。
なお、健康経営サービスについてまとめた資料は、以下の関連資料からダウンロードできます。
【関連資料】「健康経営、なにからやればいい？」がわかる！健康経営サービスマップ
【参照】経済産業省「健康経営 先進企業事例集」
健康管理システムは、ストレスチェックや従業員の健康診断結果などを管理するシステムです。
健康管理システムのサービス例は、以下のとおりです。
オンラインで面談や診断を行えるサービスもあるため、リモートワークを取り入れている企業でも活用しやすいでしょう。
【関連記事】
健康管理システムとは？運用するメリット・デメリットや導入事例を解説
ストレスチェックの集団分析の方法とは？分析結果別の対処方法も解説
メンタルヘルスケアサービスは、メンタルヘルス不調者へ対応するためのサービスです。メンタルヘルスケアサービスを利用することで、ストレスに関する疾患の予防や早期発見などに役立ちます。
たとえば、外部相談窓口による従業員へのカウンセリングの実施などをはじめとするメンタルヘルスケアの支援サービスも、メンタルヘルスケアサービスの一例です。
また、心身の健康情報を登録・管理し、従業員が自身の状況をセルフチェックできる環境を提供するサービスもあります。
【関連記事】職場のメンタルヘルスケアとは？ 企業が知っておくべき対策を徹底解説
保健指導支援サービスは、保健指導業務をシステム化できるサービスです。
保健指導支援サービスを活用すると保健指導データを一元化でき、業務保健指導の計画を可視化できます。指導対象者の行動計画作成の支援や、実施状況のモニタリングなどが利用できるため、管理業務の負担軽減に有用です。
保健指導支援サービスには、メールやLINEアプリなどで保健指導を行い、ストレスフリーなコミュニケーションができるサービスがあります。また、産業医によるストレスチェックの実施支援サポートや職場巡回などを担うサービスも提供されています。
福利厚生サービスは、福利厚生向上のための業務を代行するサービスです。福利厚生サービスには、レジャーや育児関連の支援、スキルアップにつなげるためのeラーニング支援などさまざまなものがあります。
福利厚生サービスの利用により、従業員の満足度向上や健康維持につながる福利厚生を効率的に運用できます。
【関連記事】地元の食材を使って『How to』を教える会社 地域性を活かした食育で野菜をもっと身近に―「健康経営優良法人」企業の取り組みインタビューvol.19
コンサルティングサービスは、健康経営の実践に向けて外部コンサルティングが支援してくれるサービスのことです。経営上の課題を可視化し解決策を提案したり、健康経営の推進計画を作成したりしてくれます。
また、健康経営優良法人の認定を視野に入れる場合も、コンサルティングサービスの活用は有用です。コンサルティングサービスを利用すると、健康宣言事業への参加から健康経営優良法人制度の選定に向けた要件実行まで、円滑に進むよう並走支援してくれます。
健康宣言や健康経営優良法人制度については、以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。
【関連記事】
健康宣言とは？策定するメリットや実施手順を解説
健康経営優良法人制度とは？認定されるメリットや申請方法を解説
健康経営サービスの活用には、以下のようなメリットがあります。
それぞれのメリットについて解説します。
健康経営サービスを導入すると、健康診断業務を効率化できます。健診の未受診者や再検査の対象者に一括でメール送信ができる機能などがあるため、業務負担の軽減が可能です。
また、健診結果データをもとに健康リスクなどを分析できるサービスもあり、適切な対策を迅速に講じられる点もメリットです。
【関連記事】
健康診断の事後措置の流れは？企業が対応すべき義務を解説
健康診断の受診勧奨とは？二次検査を受けてもらうための取り組みを解説
健康経営サービスには、健康状態の自動判定機能や、健康診断結果や面談内容をはじめとする複数データにより産業医が従業員の健康状態を効率的に把握できる機能などがあります。そのため、個々の従業員の健康課題を的確に把握し、丁寧な保健指導を行えます。
健康経営サービスによっては、食生活や運動、睡眠など生活習慣の改善点を洗い出し、健康行動を実践できるように支援するサービスがあります。
支援サービスの導入によって従業員の健康意識が高まると、心身の健康維持・増進につながります。
健康経営サービスを選ぶ際には、以下の2点を確認しましょう。
健康経営を選ぶ際には、解決したい課題に合うサービスやシステムを確認することが必要です。たとえば、健康診断業務に課題があるなら、健康診断の予約・受診支援機能があるサービスが向いています。
また、産業保健業務に課題がある場合は、産業医面談やストレスチェック実施支援などに対応しているサービスを取り入れるとよいでしょう。
【関連記事】
産業医面談とは？実施が必要となる基準や話す内容を紹介
ストレスチェック制度とは？実施によって得られるメリットや導入手順を解説
健康経営サービスは日常的に利用するため、操作のしやすさは重視したいポイントです。シンプルな構成で直感的に操作できるものを選びましょう。
また、データをCSVファイルで取り込み可能かなど、データ化の方法の確認も必要です。データをCSVファイルで取り込めると、従業員情報を一人ずつ入力する手間を省けます。
健康経営サービスには、健康診断業務を効率化できるものや、煩雑な保健指導業務を効率的に行えるサービスなどがあります。
健康経営サービスを選ぶ際は現状の課題を把握し、課題を解決できる機能があるかを確認しましょう。また、直感的に操作できるか、従業員の健康情報を効率的にデータ化できるかなど、利便性も重視すべきポイントです。
自社に適した健康経営サービスを利用して、従業員の健康を支援しましょう。
エムスリーキャリア・エムスリーグループが展開する健康経営サービスについてまとめた資料です。 健康経営の関心の高まりや健康経営を疎かにするリスクについても解説しています。
50人以上の事業場向け
1,000人以上の事業場向け
※有害業務従事の場合は500人以上
単発の面談が必要な事業場向け
エムスリーキャリアが提供する産業医紹介サービスについて分かりやすく1冊にまとめたパンフレットです。
従業員規模やお悩み別におすすめの産業医サービスがひと目でわかります。
サービスに関するご質問や相談等がございましたら、ご遠慮なくお気軽にお問い合わせください。
お問い合わせ
人事労務担当者が抑えておくべき産業保健に関するノウハウや、産業医紹介サービスの概要資料を無料でご覧いただけます。
ダウンロードはこちら
20分でわかる！M3Careerの産業医サービスオンライン説明会
日時 平日2回（10:00〜/14:00〜）
