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・企業名:マルキン食品株式会社
・業種 :食品
・従業員:400名(グループ計)
・所在地:熊本県
・認定部門:中小規模法人
・ウェブサイト
※取材、文:株式会社empheal(エンフィール)
定期健診が近づくと、どことなく漂うピリピリ感。そんな従業員の様子を「日頃から気をつけておけばいいのに!」とカラリと笑い飛ばすのは、マルキン食品株式会社の吉良扶佐子社長だ。
『愛ある味のパートナー』という理念のもと、納豆などの健康食品をユーザーに届けている同社。「私たちが不健康だと説得力がない」と、吉良社長自身が“健康オタク”だ。社長に就任する前は20年以上をアメリカで過ごし、従業員に特化したグループ会社を立ち上げたり、クロスフィットジムを経営したりと、社長自らが積極的に様々な取り組みを行っている。
そんなパワフルな女性社長が先頭に立ち、社員に劇的な変化をもたらしたのが『元気チャレンジ』。自社の製品を使った食事メニューを希望者に提供したところ、そのうちのひとりが半年で約30kgの減量に成功。みんなの前で表彰された。
ほかにも、朝礼や集会の場でちょっとしたエクササイズを紹介したり、体重や生活習慣に改善が見られた社員を紹介したりと、一人ひとりへの意識づけに力を入れている。
「健康に関して頑張ってくれている社員も、評価したいと思っています。健康を優先する仕事のしかたをして欲しい」と、目指すのはユーザーの手本となる“健康な職場”だ。
同社の大きな強みはもうひとつ。女性社員の産休・育休からの職場復帰率が高いことだ。自発性を重視する吉良社長のDNAは、4割を締める女性社員にもしっかり引き継がれている。これまで産休・育休を活用した社員が主導して、子育て座談会を実施。「一度職場を離れて戻ってくるというのは、どうしても不安があります。すでにそれを経験したスタッフと、育休中のスタッフとが集まって質問ができるようにしています」と、悩みを共有できる先輩社員は、現在休暇中の社員や、今後活用を考えている社員にとって心強い味方だ。
また、コロナ禍で在宅ワークを導入したことをきっかけに、子育て中の社員の働き方も見直している。「例えばお子さんが熱を出したら、自分の有給を使って休むかたが多いと思います。でも、それだと自分のお休みがなくなってしまいますよね」。普段から、なかなか休暇をとらない日本の企業文化をもどかしく感じていた。浸透し始めた在宅ワークを活用して、仕事と家庭のバランスを取りながら無理なく働けるよう、柔軟な働き方を提案している。
「健康でなければ、仕事も家族もプライベートも、すべてうまく行きません。私自身も健康第一ですし、会社としても意識付けを徹底していきたい」。揺らぐことのない企業理念は、ビジネスだけではなく社員の元気の源にもなっている。
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