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目次
リスクアセスメントは労働安全衛生法に基づき義務化されているものの、「具体的にどう書けばいいのか」「どんな項目が必要なのか」と悩むケースも少なくありません。本記事では、リスクアセスメントの基本的な進め方から、具体的なシートの書き方、すぐに使える記入例までを分かりやすく解説します。
リスクアセスメントは、職場に潜む危険性や有害性を特定し、それらがもたらす労働災害や健康障害のリスクを評価、低減対策を講じる一連のプロセスのことです。労働安全衛生法により、事業者に実施が義務付けられています。その主な目的は、労働災害を未然に防ぎ、従業員の安全と健康を確保することにあります。
リスクアセスメントを行うことで、漠然とした危険を明確にし、優先順位を付けて対策を講じることが可能になります。これにより、事故発生確率を減らし、従業員が安心して働ける職場環境を構築することを目指します。
リスクアセスメントは一般的に、以下のステップで進められます。
※可能性の評価基準(例)
※重篤度の評価基準(例)
※リスク値は、可能性と重篤度の積算(例:可能性3 × 重篤度4 = リスク値12)で算出されることが多いです。
リスクアセスメントの記録には、リスクアセスメントシートを用いることが一般的です。このシートは、危険源の特定から対策の検討までを一元的に管理するために使用されます。
シートには、以下のような項目が含まれていることが望ましいです。
人事労務担当者様がすぐに活用できるよう、一般的な作業におけるリスクアセスメントシートの記入例をご紹介します。
(例:製造業における機械作業のケース)
作業名 | 場所 | 危険源の種類 | 危険性・有害性 | 可能性 | 重篤度 | リスク値 | リスク低減対策 | 対策後リスク値 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
部品の組立 | 加工室 | 可動部 | 指の挟まれ、巻き込まれ | 3 | 4 | 12 | カバー設置、安全装置設置、作業手順書徹底、KY活動実施 | 2 |
材料の運搬 | 倉庫~工場 | 転倒、落下物 | 台車による転倒、材料の落下による負傷 | 3 | 3 | 9 | 経路の整理整頓、ヘルメット着用義務、フォークリフト講習 | 3 |
リスクアセスメントの実施内容は、業種や作業内容によって柔軟に対応する必要があります。ここでは、いくつかの業種における応用例を紹介します。
これらの例を参考に、貴社の業務内容に合ったリスクアセスメントの実施を検討してください。
リスクアセスメントを単なる義務ではなく、実効性のある安全衛生活動とするためには、以下のポイントが重要です。
リスクアセスメントは、従業員の安全を守り、企業の持続的な発展に繋がる重要な取り組みです。本記事でご紹介した「書き方」や「記入例」を活用し、貴社における安全衛生活動を一層強化してください。
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