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仕事の壁にぶつかったとき、公私ともに思い悩んだとき―。そんな時、本は新たな視点を与え、課題解決へのヒントを与えてくれます。
「さんぽのしおり~仕事に活きるこの1冊」では、企業の未来を担う人事・労務・産業保健のプロフェッショナルが、「これは読んでよかった」「日々の業務に活かせた」と太鼓判を押す一冊をご紹介します。
今回ご紹介するのは、セルフケアに役立つ書籍たち。本を読むことで、ストレスを軽減し、仕事へのモチベーションを高める、そんなヒントを見つけていただけたら幸いです。
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【今回の選書者】 エムスリーキャリア株式会社 健康経営グループ 宮本 友紀 病棟看護師を経て、2023年エムスリーキャリアに入社。健康経営グループにて、セールス&マッチング業務、社内外の保健師業務に従事。最近ハマっていることは、ヨーグルトを手作りすること。毎日発酵食品がとれるのが健康の秘訣だそうです。 |
今回、セルフケアをテーマに私が選んだ本は、「認知行動✕マインドフルネス 働く人のためのメンタルコントロール」、「書くだけで人生が変わる自己肯定感ノート」、「『うまく言葉にできない』がなくなる言語化大全」の3冊です。
「認知行動✕マインドフルネス 働く人のためのメンタルコントロール」、「書くだけで人生が変わる自己肯定感ノート」は、認知行動療法(自分の考えや行動に働きかけて気持ちを楽にしていく心理療法の一種)に基づいた内容です。
誰しも、よく陥りやすい考え方のパターンがあると思います。
たとえば、会話している時に相手が少し黙り込んだとします。実際は、考えを整理していて沈黙しているだけかもしれないのに、「何か嫌われるようなことを言ってしまったかな」と心配になってしまう。―これは考え方の癖です。このように、ネガティブな気持ちやストレスを感じたときに、「自分の考え方の癖が出ている」と気付くことができれば、すぐにフラットな状態に戻ることができます。
この2冊は、“自己認知に気付くサポート”を手助けしてくれます。どちらも読みやすく、相談者の方にスキルとして伝えられる内容も多いので、後輩にも勧めることが多いですね。ふとしたときにページをめくって「ああ、そうだった」と立ち返ることができる、私にとってお守りみたいな本です。
「『うまく言葉にできない』がなくなる言語化大全」を手に取ったきっかけは、私自身、考えを言葉にするのに苦手意識があるからなんです。自分の感情や考えを言葉にすることで、ストレスの原因を特定しやすくなり、より効果的なセルフケアに繋がります。
この本を読んで改めて思ったのは、「伝えられないから伝えない」ケースが少なからずあるということ。自分の考えを相手にうまく伝えられずにモヤモヤして、それをストレスに感じることはあると思います。だからこそ、“言語化するスキル”は大切だと思うんです。
表紙にも記載がある通り、この本には、ChatGPTを使った言語化トレーニングのコーナーがあります。語彙力、具体化力、伝達力を鍛えるのに適した内容なので、課題感があれば取り組んでみてよいかもしれません。
セルフケアって、ExcelやWordが使えるのと同じように、スキルだと思うんです。セルフケアのスキルを使うことで、自分の物事の捉え方の癖に気付けたり、考えを整理できる。
ビジネスパーソンである以上、どうしても自己管理が求められます。自己管理能力を高めていくスキルの1つが、セルフケアだと私は思うんです。
【今回ご紹介した書籍】
「認知行動✕マインドフルネス 働く人のためのメンタルコントロール」
出版社:あさ出版
著者:人見 ルミ
「書くだけで人生が変わる自己肯定感ノート」
出版社:SBクリエイティブ
著者:中島 輝
「『うまく言葉にできない』がなくなる言語化大全」
出版社:ダイヤモンド社
著者:山口 拓朗
今回ご紹介した書籍は、いかがでしたでしょうか。
次回は、社内の健康管理・安全衛生対応をテーマに、「私の一冊」をご紹介します。どうぞお楽しみに!
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