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現役精神科医であり、主にマインドフルネスを研究されている藤井英雄先生。20年以上前にマインドフルネスに出会ってから、自身でマインドフルネスを取り入れるだけでなく、セミナー・ワークショップでの指導にも精力的に取り組まれています。その理由とは?今回は、藤井先生がマインドフルネスを研究するに至った背景や、マインドフルネスが産業医活動にもたらした効用などについて執筆いただきました。
精神科医の藤井英雄です。
現在、精神科医として病院で臨床に従事するかたわら、複数の施設で産業医としても勤務しております。
また一般社団法人昴・心のトリセツ研究所をたちあげ、執筆活動を中心としてマインドフルネスに関する情報発信をしております。
物心ついたころから人見知りが激しく、中学生・高校生と成長しても対人緊張が強かった私は自分を嫌い、自立訓練・自己催眠・ヨガ・自己啓発セミナーをためし、はてはあやしい新興宗教に片足を突っ込んで自分を変えたいともがいてまいりました。
しかし自分を変えようとすればするほど、否定しようとする「あるがままの自分」はより強固なものとなってしまい、かえって苦しくなるのでした。
さて、そんな私がマインドフルネスに出会ったのは30代の後半ですから、もう20年以上前ですね。
「今、ここ」の現実を客観視するだけというシンプルなメソッドに今までとはちがった手ごたえを感じました。
実はいまだに克服はできていません。人前に出れば緊張します。しかしマインドフルネスで緊張を客観視すればなんとかなるだろうという根拠のない自信があります。
また、たとえ失敗したとしても「まぁいいか」と思えるなら怖いものは何もありません。
ところで自分に効果があったものは人にも勧めたいと思うものです。私も10年くらい前からマインドフルネスの臨床応用と指導を始めました。
特に、うつや不安障害で「精神科を受診するほどではないが悩んでいる」という人の予防医学としての効果に着目して一般向けの著作とワークショップ・セミナーなどに注力してまいりました。
おかげさまで産業医活動においても薬物療法を使わず、カウンセリングとマインドフルネスの指導で解決する事例も多く重宝しております。
医療従事者の方々にむけて講演をしますと一番多い質問が、「患者さんやスタッフにマインドフルネスを薦めたいが、どうしたらいいか分からない」ということです。
本当は「私の本を読んでもらってください」と答えたいところですが、私の回答は違います。
まずあなたがマインドフルネスで幸せになってください。すると幸せそうなあなたをみて、「どうすればあなたのようになれるの?」と聞かれることが増えるでしょう。
その時にはぜひ「マインドフルネスというのがお勧めでね…」と答えるようにしてみてください。
みなさんもこの機会にマインドフルネスに触れてみてはいかがでしょう。
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