富山県で産業医を探す方法は?紹介サービスや選任する際に考慮すべきポイントを解説
富山県では、製造業を中心にさまざまな産業が活発に活動しています。一方で、外国人労働者の増加による労災(労働災害)発生のリスクや転倒事故の多発など、産業保健上の課題を抱えています。労災を防止するためには、産業医を選任して職場巡視を行い、労災防止策や安全衛生教育を強化することが欠かせません。
本記事では、富山県で産業医を探す方法や紹介サービス、選任時に考慮すべきポイントを解説します。
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富山県の産業医数と事業所数

産業医一人あたりが担当する事業所数は4.8件です。全国平均は5.1件であるため、富山県は比較的産業医が見つかりやすい地域といえます。
ただし、自社の課題解決に適した産業医がすぐに見つかるとは限りません。そのため、 産業医の選任を検討している場合は、早めに探し始めるとよい でしょう。
【参考】
日本医師会「都道府県別 産業医活動における実態調査分析」
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〈医師解説〉産業医とは?役割・業務内容・臨床医との違い 事業場とは?定義や規模に応じて課せられる義務を解説
富山県で産業医が必要とされる背景

・外国人労働者が増加している
・建設業では人手が不足している
・転倒による事故が多く発生している
それぞれの内容について詳しく解説します。
外国人労働者が増加している
富山県では、外国人労働者が増加しており、外国人労働者に対するメンタルヘルスケアや安全衛生教育の充実が求められます。富山県内の外国人労働者数は14,930人(2024年10月時点)です。2015年から増加傾向にあり、過去最多となりました。

外国人労働者は、母国から離れて暮らすことの不安や孤独感からストレスを抱えやすい傾向にあります。過剰なストレスは、メンタルヘルス不調のリスクを高めます。
また、言語の障壁や感受性の違いにより、現場の特性に応じた安全衛生意識を浸透させることが難しく、安全衛生教育が十分に行われていないと労災を引き起こす恐れがあります。
外国人労働者のメンタルヘルス不調や労災を未然に防ぐためには、 言語や文化の違いに配慮した適切なメンタルヘルスケアや安全衛生教育が必要 です。そのため、これらの取り組みに協力的な産業医が求められます。
【参考】
厚生労働省 富山労働局 「富山県における「外国人雇用状況」の届出状況まとめ(令和6年10月末時点)」
厚生労働省 都道府県労働局 労働基準監督署 「外国人労働者安全衛生管理の手引き」
【関連記事】
職場のメンタルヘルスケアとは? 企業が知っておくべき対策を徹底解説
建設業では人手が不足している
富山県の建設業では人手が不足しており、労働環境の悪化による労災の増加が懸念されます。富山労働局の調査によると、2024年12月における富山県の建設業の有効求人倍率は、9.78倍です。富山県の全産業のなかで最も高く、業務遂行に十分な人手を確保できていない状況です。
人手不足が続くと、業務過多になることで注意がおろそかになり、労災が発生する恐れがあります 。実際、富山県の建設業では労災が多く発生しており、2024年の労災による死傷者数は182人です。 2023年の140人から42人増加しています。
そのため、富山県の建設業では 産業医を選任して職場巡視を行い、安全衛生対策を強化する 必要があります。
【参考】
厚生労働省 富山労働局 職業安定部 「職業別有効求職・求人・求人倍率(パート含む常用)」
厚生労働省 富山労働局 「令和6年(1月~12月)業種別署別労働災害発生状況(確定値)」
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転倒による事故が多く発生している
富山県では、全産業において転倒による労災が多発していることから、労災防止対策を強化する必要があります。富山労働局の調査によると、2023年に富山県内で起きた転倒による労災(休業4日以上)の割合は30.1%です。全産業における労災の中で最も多い割合を占めています。
転倒による労災は、段差によるつまずきや階段の踏み外し、濡れた床面での作業などが原因で起こりやすくなっています。 転倒による事故を防止するためには、転倒の危険箇所を特定し対策を講じる ことが重要です。そのため、 職場巡視に積極的な産業医が求められます 。
【参考】
厚生労働省 富山県労働局 「令和5年労働災害の状況」
厚生労働省 「STOP!転倒災害」
富山県で産業医を選任する際に考慮すべきポイント

・労災防止対策に積極的か
・メンタルヘルス対策に協力的か
それぞれの内容について詳しく解説します。
労災防止対策に積極的か
富山県で産業医を選任する際は、労災防止対策に積極的であるかを確認しましょう。富山県では、転倒による労災が多いためです。転倒による労災を防止するためには、滑りにくい床材の設置や段差の解消などの対策が必要です。そのため、 労災防止の取り組みに関して積極的に意見や助言してくれる産業医を選任するとよいで しょう。
メンタルヘルス対策に協力的か
メンタルヘルス対策に協力的であるかも、富山県で産業医を選任するうえで重視すべきポイントです。富山県では外国人労働者が増加傾向にあるからです。外国人労働者は、母国との文化や慣習の違いにより職場になじめずメンタルヘルス不調に陥りやすいため、メンタルヘルス対策をいっそう充実させる必要があります。
やさしい日本語を使用したメンタルヘルスケアに関する研修や資料作成などに協力的な産業医を選任するとよい でしょう。
【参考】
厚生労働省 労働基準局 「外国人労働者に対応する産業保健」
富山県で産業医を探す方法

・産業医紹介会社で探す(エムスリーキャリア)
・富山県医師会で探す
・富山県の地域産業保健センターで探す
それぞれの探し方について解説します。
【関連記事】 〈2025年版〉産業医を探す主な5つの方法まとめ
産業医紹介会社で探す(エムスリーキャリア)
富山県で産業医を探す際は、産業医紹介会社を利用するとよいでしょう。 自社が抱えている産業保健の課題解決をヒアリングしたうえで、適した産業医を紹介してくれます 。また、産業医との契約やスケジュール調整なども行っているため、選任までスムーズに進められます。
富山県で産業医紹介会社に依頼する場合は、エムスリーキャリアがおすすめです。
エムスリーキャリアでは、親会社が運営する医療従事者専門サイト「m3.com」に登録されている医師のデータベースと独自の医師ネットワークを活用して、産業医を紹介しています。そのため、自社のニーズに合った産業医を効率良く探せます。
嘱託産業医であれば、業界最安値水準の月額3万円から依頼可能 です。産業医の紹介については、問い合わせフォーム から相談できます。
富山県医師会で探す
富山県医師会に、産業医の紹介が可能であるか相談するのも選択肢の一つです。富山県医師会では、 産業医を探している事業者に向けて日本医師会認定産業医の資格をもつ医師の名簿を公開しています 。富山県医師会立会いのもと、産業医契約が可能です。ただし、産業医の仲介はしていません。そのため、富山県医師会が公表している 認定産業医の情報 をもとに自社に適した産業医を探し、依頼する業務内容などを直接産業医に相談する必要があります。
富山県医師会を立会人とする産業医契約の詳細は、富山県医師会のサイトで確認できます。
富山県の地域産業保健センターで探す
従業員数50人未満の事業場で、一時的に産業医が必要になった場合は、富山県の地域産業保健センターを利用するとよいでしょう。地域産業保健センターとは、 従業員50人未満の小規模事業場の事業者と従業員に対し、産業保健サービスを提供している機関 です。以下のようなサービスを無料で受けられます。
・健康診断の有所見者に対する措置の助言
・メンタルヘルスを含む従業員の健康管理についての指導、相談
・長時間労働者や高ストレス者への面接指導
・職場巡視
・産業保健に関する情報の提供
サービスを利用する際は、地域を管轄している各センターへの事前申し込みが必要です。
富山県内には地域産業保健センターが4か所あります。各センターの連絡先は、 富山産業保健総合支援センターのサイト で確認できます。
【関連記事】
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富山県の健康経営に対するインセンティブ

富山県で受けられる、健康経営に対するインセンティブの一部を紹介します。
とやま健康経営企業大賞
提供団体:富山県制度の概要:
・従業員向けに優れた健康づくり対策を行っている企業を表彰する制度
・表彰されると、企業名と取り組み内容が県の広報などで紹介される
・健康づくりに関する記念品が贈呈される
なんとSDGsパートナー
提供団体:南砺市制度の概要:
・健康経営を含め、SDGsの各種ゴールの達成に向けて取り組みを行う企業を、「なんとSDGsパートナー」として認定する制度
・認定されると、南砺市のサイトに企業名や取り組み内容が掲載される
・SDGsの活動や名刺に、SDGsパートナーロゴマークを使用できる
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富山県で産業医を選任する際は紹介サービスを活用しよう

従業員の安全と健康を守るためには、自社の産業保健の課題に応じて産業医を選任することが大切です。紹介サービスをうまく活用して、自社に適した産業医を選任しましょう。
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