鹿児島県で産業医を探す方法は?紹介サービスや選任する際に考慮すべきポイントを解説

産業医を選任する際には鹿児島県特有の健康課題を考慮したうえで、自社に適しているかを確認することが重要です。
本記事では、鹿児島県で産業医を探す方法や紹介サービス、選任する際に考慮すべきポイントを解説します。
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鹿児島県の産業医数と事業所数

日本医師会の資料によると、2019年時点において鹿児島県で活動している産業医数は約470人です。産業医の選任義務がある従業員50人以上の事業所は1,800件あります。
産業医一人あたりが担当する事業所数は3.8件です。全国平均の5.1件を下回っているため、鹿児島県では産業医が比較的探しやすいと考えられます。
ただし、自社の課題解決に適した産業医がすぐに見つかるとは限らないため、早めに探し始めるとよいでしょう。
【参考】」
日本医師会「都道府県別 産業医活動における実態調査分析」
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鹿児島県で産業医が求められる背景

鹿児島県で産業医が求められる背景には、以下が挙げられます。
・小売業では転倒による労災が多い
・社会福祉施設では動作の反動・無理な動作による事故が多い
・中高年労働者の労災が多発している
それぞれの背景について解説します。
小売業では転倒による労災が多い
2021年、鹿児島県で事業所数が最も多い産業は卸売業・小売業です。鹿児島労働局の調査によると、2023年において小売業では転倒による労災が最も多く発生しています。小売業で発生した転倒災害の件数は80件です。小売業における労災のうち34.9%を占めています。転倒による労災は、濡れた床での作業や通路の障害物によるつまずきなどが原因で起こりやすい傾向にあります。
転倒事故を防止するためには、作業環境における危険箇所の特定と改善が必要です。そのため、 職場巡視による作業環境の改善に積極的な産業医が求められます 。
【参考】
鹿児島県「令和3年経済センサス-活動調査産業横断的集計(事業所に関する集計・企業等に関する集計) 本県結果の概要」
鹿児島労働局 「令和5年 業種別災害発生状況」
厚生労働省 「転倒災害の原因」
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社会福祉施設では動作の反動・無理な動作による事故が多い
2021年時点、鹿児島県で従業員数が最も多い産業は医療・介護業です。鹿児島県の社会福祉施設では、動作の反動・無理な動作による労災が多発しています。社会福祉施設では入居者を介助する際に、従業員が前かがみになったり人を持ち上げたりする動作を繰り返します。体に負担がかかる作業を続けることで、腰痛などの労災が多発していると考えられるでしょう。
動作の反動・無理な動作による労災を減らすには、身体を伸ばしたり腰を回したりするストレッチなどの腰痛に対する健康管理を取り入れる必要があります。
そのため、 従業員の腰痛予防や作業体制の改善に協力的な産業医が求められます 。
【参考】
鹿児島県 「令和3年経済センサス-活動調査産業横断的集計(事業所に関する集計・企業等に関する集計) 本県結果の概要」
鹿児島労働局 「令和5年 業種別災害発生状況」
中高年労働者の労災が多発している
鹿児島県では、中高年労働者の労災が多発しています。鹿児島労働局の資料によると、2023年において鹿児島県で発生した労災の57.1%が、50歳以上の中高年労働者によるものです。中高年労働者は、加齢により運動機能が低下する傾向にあるため、動作の反動・無理な動作、転倒などが原因で労災が発生しやすいと考えられます。
そのため、 中高年労働者に配慮した労働環境の改善に積極的な産業医が求められます 。
【参考】
鹿児島労働局 「令和5年 業種別災害発生状況」
鹿児島県で産業医を選任する際に考慮すべきポイント

鹿児島県で産業医を選任する際には、以下の点を考慮しましょう。
・職場巡視による転倒防止対策に積極的か
・中高年労働者に配慮した労災防止対策に協力的か
それぞれの内容について解説します。
職場巡視による転倒防止対策に積極的か
鹿児島県で産業を選任する際には、職場巡視による転倒防止対策に積極的であるかを重視しましょう。鹿児島県では、転倒による労災が多発しているからです。作業環境につまずきやすい箇所はないか、照明は十分に明るいかなどを確認して改善策を検討する必要があります。 作業環境の点検と労災防止対策に協力的な産業医がいると心強い でしょう。
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中高年労働者に配慮した労災防止対策に協力的か
中高年労働者に配慮した労災防止対策に協力的であるかも、産業医を選任する際に確認しましょう。鹿児島県では、中高年労働者による労災が多く発生しているからです。中高年労働者は、筋力や体力が衰える傾向にあるため、階段に手すりを設ける、通路の段差を解消するなどの中高年労働者に配慮した対策が必要です。
中高年労働者が安全に働けるように、 エイジフレンドリーガイドラインにもとづいた作業環境の改善に前向きな産業医を 選任するとよいでしょう。
【参考】
厚生労働省 「エイジフレンドリーガイドライン(高年齢労働者の安全と健康確保のためのガイドライン)」
【関連記事】
【令和6年度】エイジフレンドリー補助金とは?要件や申請方法を解説
鹿児島県での産業医の探し方

鹿児島県で産業医を探す方法には、以下などが挙げられます。
・産業医紹介会社で探す(エムスリーキャリア)
・地区医師会で探す
・鹿児島県の地域産業保健センターに相談する
それぞれの探し方について紹介します。
【関連記事】
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産業医紹介会社で探す(エムスリーキャリア)
産業医紹介会社を利用すれば、自社のニーズに合った産業医を紹介してもらえます。また、 契約や書類作成の代行も依頼できるため、産業医との契約に関わる業務負担を削減できます 。鹿児島県で産業医紹介会社に依頼する場合は、エムスリーキャリアがおすすめです。親会社のエムスリーが運営する医療従事者専門サイト「m3.com」に登録されている医師会員のデータベースを活用して、自社のニーズに合った産業医を紹介してくれます。
専門サイトには日本の医師33万人以上が会員登録しているため、自社に適した産業医が見つかる でしょう。
嘱託産業医の場合は、業界最安値の月額3万円から依頼できます。産業医の紹介については、 問い合わせフォーム から相談できます。
地区医師会で探す
地区医師会に相談すると、産業医を紹介してもらえる場合があります。地区医師会で産業医を紹介してもらうメリットは、 紹介手数料がかからないこと です。ただし、産業医とのスケジュール調整や契約手続きなどには対応していないため、自社で行う必要があります。
各地区医師会の問い合わせ先は、鹿児島県医師会のサイトから確認できます。
鹿児島県の地域産業保健センターに相談する
産業医の選任義務がない事業場の場合は、地域産業保健センターを活用しましょう。地域産業保健センターとは、 従業員50人未満の小規模事業場の事業者や従業員を対象に、産業保健サービスを提供している機関 です。以下のようなサービスを無料で受けられます。
・脳、心臓疾患のリスクが高い従業員の健康相談や保健指導
・メンタルヘルス不調者に対する保健指導
・健康診断結果について医師から意見聴取
・長時間労働者や高ストレス者に対する医師の面接指導
産業医が必要な場合は、地域産業保健センターに相談するとよいでしょう。
鹿児島県内には地域産業保健センターが7箇所あります。各センターの連絡先は、 鹿児島産業保健総合支援センターのサイト から確認できます。
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鹿児島県の健康経営に対するインセンティブ

経済産業省や厚生労働省が健康経営を推進していることもあり、健康経営に取り組む企業に対してインセンティブを提供する自治体が増えています。
産業医を選任する際には、健康経営の取り組みも検討するとよい でしょう。鹿児島県で受けられる、健康経営に対するインセンティブの一部を紹介します。
かごしま「働き方改革」推進企業認定制度
提供元団体:鹿児島県制度の概要:
・長時間労働の是正や柔軟な働き方がしやすい環境整備などに取り組む企業を「かごしま『働き方改革』推進企業」または「かごしま『働き方改革プラス共働き・共育て』推進企業」として認定する制度
・認定されると、鹿児島県のホームページで働き方改革の取り組みの紹介や、県主催の合同企業説明会への優先参加などのインセンティブが受けられる
鹿屋市働く世代がんゼロ推進事業
提供元団体:鹿屋市制度の概要:
・鹿屋市と連携して従業員の健康教育や、がん検診の受診勧奨などに取り組む企業を「健康づくり推進事業所」として登録する制度
・登録事業所は、鹿屋市建設工事等入札参加資格の格付において加点の対象になる
鹿児島市健康づくりパートナー登録制度
提供元団体:鹿児島市制度の概要:
・従業員や家族の健康づくりに取り組む事業所を「鹿児島市健康づくりパートナー」として登録する制度
・登録事業者は、鹿児島市のホームページで健康づくりに取り組むパートナー事業所として紹介してもらえる
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鹿児島県の健康課題を踏まえて産業医を選任しよう

鹿児島県の小売業では転倒による労災が多く、職場巡視による転倒防止対策に前向きな産業医が求められます。また、中高年労働者の労災が多発しているため、中高年労働者に配慮した労災防止対策に協力的な産業医がいると心強いといえます。
産業医を選任する際には、自社の課題を踏まえた作業環境の改善に積極的であるかを確認することが大切です。
自社の課題解決に適した産業医を効率よく探した場合は、産業医紹介会社を利用するのがおすすめです。鹿児島県の健康課題を踏まえて、自社に適した産業医を選任しましょう。
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