「このままではいけない」54事業場の産業保健体制を立て直した企業の変化

依頼した54事業場全ての産業医を選任「地方でも見つけてくれた」

エムスリーキャリアの「産業医顧問サービス」を導入する前は、どのような産業保健体制だったのでしょうか。

通常業務が忙しく、産業保健にまで手が回っていない状態でした。前任者からは、産業医と契約を結んでいたものの、中には職場巡視や面談を頼まなくてもいい状態になっていた事業場もあったと聞いています。そのような状態で産業保健関連の業務を引き継いだので「まずは法令遵守から」と考えていました。自分でも産業医を探してみたものの、なかなか見つからなくて――。そんなときに、エムスリーキャリアからアプローチがあり、とりあえず話を聞いてみることにしました。
話を聞いてみると、独自のネットワークを活かして全国各地に産業医を選任できること、弊社のような複数事業場がある企業は一括管理をお願いできること、産業医とのやりとりをお任せできることなどを知り、「エムスリーキャリアなら産業医を見つけてもらえるかもしれない」「産業保健体制を整えられるかもしれない」と思えたんです。

「産業医顧問サービス」を導入後、産業保健体制はどのように変化しましたか。

法令遵守ができるようになり、それに伴い、いくつか良い変化がありました。
例えば、職場巡視をきっかけに従業員から「産業医に相談したいことがある」と声が上がり、結果的に体調不良を未然に防ぐことができました。これまでは産業医がどういう存在なのかすら知られていませんでしたので、産業医とその役割が認知され、実際に相談する従業員が出てきたのは大きな一歩だと考えています。

弊社は広島県・岡山県・山口県に事業場があります。広島市内は産業医が見つかりやすいのですが、広島市外やアクセスが良いとは言えない山間部は産業医が見つからず困っていました。ところが、エムスリーキャリアに依頼したところ、すぐにレスポンスがありました。正直、見つかればラッキーぐらいに思っていたので、「こんな産業医がいい」といった理想像はなかったのですが、良いご縁をいただいて感謝しています。地方で産業医が見つかりにくい企業は、エムスリーキャリアに相談することを強くおすすめしたいですね。

これまで産業医を個別契約していましたが、先ほどお話したように対応にバラつきがあり、産業保健の質に差が生じていて――。それもあって、弊社は産業医の大半をエムスリーキャリアでの契約に切り替えました。ゆくゆくは、全ての事業場をエムスリーキャリア契約の産業医にお任せしたいと考えています。私1人で60近くもの事業場の対応をするのは難しいですが、エムスリーキャリアが書類作成、請求書対応など、さまざまなことを取りまとめて行ってくれるので、その強力なサポート体制にとても助けられています。毎月、定例会議の場で情報交換できるのもいいですね。産業医に言いにくいことも、エムスリーキャリアが間に入って伝えてくれるので、気後れして言いたいことが言えない……ということもなくなりました。

“ヘルシストスーパー”であるために

産業保健体制の基盤ができてきた今、今後取り組んでいきたいことがあればお聞かせください。

次のステップとして、健康施策に取り組んでいきたいと思います。

弊社は、お客様に健康と安心を提供する、“ヘルシストスーパー”でありたいと考えています。そのためには、私たち従業員が健康であるべきです。健康診断、生活習慣のアンケートをとって、従業員の健康度合いをスコア化していき、スコアが良い従業員、事業場に対して評価・表彰をしていく予定です。その一歩として、健康診断結果を一元化できるようにシステムを構築していきたいですね。健康経営を実践することで、会社全体のヘルスリテラシーを底上げしていきたいです。